BEGINNER’S GUIDE
新人が最初に覚えたい
電気施工管理の現場用語30選
図面・配線・安全・検査に関する言葉を、やさしくまとめました。
電気施工管理の現場では、初めて聞く専門用語がたくさん出てきます。
最初からすべてを覚える必要はありません。しかし、よく使う言葉の意味を知っておくと、朝礼、打合せ、図面確認、現場巡回の内容が理解しやすくなります。
使い方のコツ
分からない言葉が出たときに、この記事へ戻って確認してください。現場では、言葉の意味だけでなく「実物がどこにあるか」も一緒に見ると覚えやすくなります。
図面・施工準備に関する用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 1.設計図 | 建物や設備をどのように完成させるかを示した基本となる図面です。 |
| 2.施工図 | 実際に施工するため、位置・高さ・ルートなどを具体的に示した図面です。 |
| 3.竣工図(しゅんこうず) | 完成した設備の内容を反映した図面です。将来の改修や点検で役立ちます。 |
| 4.墨出し(すみだし) | 壁・天井・床などに、施工する位置の基準線や印を付ける作業です。 |
| 5.スリーブ | 壁や床を配管・ケーブルが通るために、あらかじめ設ける穴や管のことです。 |
| 6.インサート | 天井などに、配管やケーブルラックを吊るために埋め込む金物です。 |
電気設備・配線に関する用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 7.幹線(かんせん) | 受変電設備や主幹盤から、各盤へ大きな電気を送る主要な配線です。 |
| 8.分岐回路 | 分電盤から照明・コンセント・機器などへ電気を送る個別の回路です。 |
| 9.分電盤 | 電気を照明やコンセントなどの各回路へ分ける盤です。 |
| 10.動力盤 | ポンプ、空調機、機械設備など、主に動力機器へ電気を送るための盤です。 |
| 11.受変電設備 | 電力会社から受けた電気を、建物や設備で使える電圧へ変える設備です。 |
| 12.ケーブルラック | 複数のケーブルを支持・整理するための金属製の受け台です。 |
| 13.電線管 | 電線やケーブルを保護するための管です。金属管や樹脂管などがあります。 |
| 14.通線(つうせん) | 電線管や配線ルートへ、電線・ケーブルを通す作業です。 |
| 15.端末処理 | ケーブルの端を、盤や機器へ安全に接続できる状態にする作業です。 |
| 16.接地(せっち・アース) | 漏電などの異常時に感電の危険を減らすため、設備を地面とつなぐことです。 |
試験・確認に関する用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 17.絶縁抵抗測定 | 電線や設備の絶縁状態に問題がないかを確認する試験です。 |
| 18.導通確認 | 配線が正しくつながっているかを確認する作業です。 |
| 19.相回転(そうかいてん) | 三相電源で、モーターなどが想定どおりの方向に回るかを確認することです。 |
| 20.電圧降下 | ケーブルの距離や電流の影響で、負荷側の電圧が下がる現象です。 |
| 21.試運転 | 施工後に、設備が予定どおり動作するかを確認する作業です。 |
施工管理・安全に関する用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 22.KY(危険予知) | 作業前に危険を予測し、対策を考えて共有する活動です。 |
| 23.TBM | 作業開始前に、当日の作業内容や注意点を話し合う短時間のミーティングです。 |
| 24.施工要領書 | 施工方法、使用材料、品質管理、安全対策などをまとめた書類です。 |
| 25.立会検査 | 監理者や発注者などと一緒に、施工状態や試験結果を確認する検査です。 |
| 26.施工写真 | 施工状況や完成後に見えなくなる部分を記録する写真です。 |
| 27.隠ぺい部 | 壁・天井・床などで覆われ、完成後に見えなくなる部分です。 |
| 28.出来形(できがた) | 施工後の寸法や位置など、完成した状態を指す言葉です。 |
| 29.手戻り | 施工後に問題が見つかり、やり直しが必要になることです。 |
| 30.工程管理 | 工事を予定どおりに進めるため、作業順序・人員・材料・他工種を調整することです。 |
新人が用語を覚えるコツ
現場用語は、言葉だけ暗記しようとすると覚えにくいものです。
図面で確認し、現場で実物を見て、先輩の説明を聞くことで理解が深まります。分からない言葉が出たときは、そのままにせず「これは何のために使うものですか」と質問してみましょう。
電圧降下を実際に確認したい方へ
許容電圧降下計算ツールを使う →まとめ
電気施工管理の新人が最初に覚えたいのは、図面、配線、試験、安全管理に関する基本用語です。
用語を知ることで、現場で何が行われているのかを理解しやすくなります。焦らず、現場・図面・実物を結び付けながら、少しずつ覚えていきましょう。
※用語の使い方や必要な確認内容は、工事内容、会社・現場ごとのルール、適用される設計図書・仕様書によって異なる場合があります。
